時代にあった発想で、伝統を守り続ける浪江町の『大堀相馬焼』✨

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器全体に広がるひびの地模様の上に、颯爽と駆ける馬のモチーフが特徴の“大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)”。

この特徴的な器に見覚えがあっても、その歴史まで深く知っているかたは多くないかもしれません。

 

縁起物と呼ばれる所以とは?

“大堀相馬焼”は、今から約300年前の江戸時代から続く福島の伝統工芸品です。

その名の通り、福島県双葉郡浪江町大字大堀という地域一帯で作られている焼物の総称で、古くから民衆の日用品として生活に根づいてきました。

器に描かれる「走り駒」と呼ばれる馬の絵は、この地域の伝統である「相馬野馬追」をもとにした家紋から用いられるようになりました。別名「左馬」とも呼ばれ、左馬=右に出るものがないという意味から縁起物としても親しまれています。

“大堀相馬焼”ならではの特色

そんな“大堀相馬焼”ですが、時代を経て他産地との競争が激化していくにつれ、さらなる差別化をはかるために窯元が知恵を絞り、生まれたのが「青ひび」「二重焼」という2つの特色です。

特に「二重焼」は他の焼物にはない珍しい技法で、入れたお湯が冷めにくく、熱い湯を入れても持つことができます。この構造は日本の食卓だけでなく、アメリカを中心とした海外でも広く受け入れられ、一大ブームを巻き起こしました。

 

現代の食卓にもマッチする“大堀相馬焼”

2011年東日本大震災により、一度は浪江町からの退去を余儀なくされたものの、“大堀相馬焼”の伝統は、新しい形で現代に受け継がれています。その1つが、2014年に行われた「KACHI-UMAプロジェクト」。

日本を代表するクリエイターが参加し、新しい“大堀相馬焼”を生み出すプロジェクトとして実施されました。

伝統の技法を受け継ぎながらも、それぞれのクリエイターの新たな発想がプラスされた器がそろっています。

ひとつ手に取ってみたくなりませんか?

 

参考サイト

http://soma-yaki.com/

 

http://www.kachi-uma.jp/

 

https://www.fukushimatrip.com/5194

 

http://soma-yaki.com/news/blog-190515.html

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